l  201810月末の外国人労働者が146万人(前年比+14.2%)を超えました。もちろん過去最多です。在留資格でみると、「技能実習」が30.8万人(構成比21.1%)で、「留学」が29.8万人(同20.4%)と、不動のトップだった「永住者」の28.7万人(同19.7%)を抜き去りました。もちろん「技術・人文知識・国際業務」の21.4万人(同14.6%)を遥かに上回っています。

l  「技能実習」と「留学」が1位と2位で、両者を合わせれば4割以上を占めているので目立つのは仕方ありませんが、マスコミではヒドイ事例ばかりが報じられ、技能実習生や留学生アルバイトは完全なマイナスイメージです。

l  しかし、150万人近くが22万もの事業所で働いているのなら、きっとうまくいっている会社もあるはず。「忙しいけど楽しい。これからも日本で働きたい」「ここでずっと働きたい」と語る外国人労働者もいますし、「安い労働力なんてうそ」「国会での入管法の論議はルールを守っている企業には本当に迷惑」と憤る雇用主もいます。悪質な事例で煽るのなら、成功例も提示しないと報道が偏向するのではないでしょうか。
ニューヨーク市, 1890, ビンテージ, 桑の通り, ニューヨーク
【Timely Report】Vol.350(2019.2.19)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

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