l  2010年から2040年の間に若年女性(20歳~39歳)の人口減少率が5割を超える市区町村は全体の半分にあたる896に及び、1万人未満になる523の自治体は消滅の危機に陥るといいます。人口が少なくなると、バスが来なくなり、高齢者は買い物や病院に行けない。病院自体の数が少なくなる。実際、2006年に財政破綻を表明した北海道夕張市では、小学校6校が1校に、中学校3校が1校になり、図書館・集会所・集会施設の大半を廃止しました。200床以上あった市立総合病院は、19床の診療所に変わりました。

l  政府は「移民」という言葉を避けるため、真っ当な改革に踏み込もうとしませんが、恐ろしいのは中国でも少子高齢化が進んでおり、人口が減少しつつあるという現実。「扉さえ開ければアジアの人たちはやってくる」という思い上がりのツケの重さを、将来思い知らされるに違いありません。哀しいのは、10代の子供たちの24%が「少子高齢化」を心配しているという現実。12歳の女の子に、「どんどん働く人が少なくなり、税金が納められなくなり、国がまわっていかなくなる」とコメントされる国に明るい未来はないのです。
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【Timely Report】Vol.151(2018.4.27)より転載。詳しくは、このURLへ。http://nfea.jp/report

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